中国茶・台湾茶の淹れ方

中国茶、台湾茶の淹れ方は大きく分けて湿泡法と乾泡法に分かれます。
湿泡法とは、茶盤を使い茶盤の上でお湯をこぼしながら淹れる方法です。乾泡法は、極力お湯をこぼさず淹れる方法になります。

湿泡法

主な使用道具 茶盤

乾泡法

主な使用道具 壺承など

日本の茶文化との違い

中国茶の場合、何百年も流派として受け継がれてきた茶道とは違い、お茶の風習として各地に伝わっていたものを近年まとめあげたものになります。そのため細かな作法というものは本来ほとんどありませんが、最近になって茶道の要素を取り入れた流派のようなものを作っている団体や個人は見受けられます。

また、どちらかというと、茶葉の味、香りを楽しむことを目的としており、美味しく淹れるためにどうしたらよいかということを追求する傾向が強くあります。

淹れ方の大まかな手順

①茶葉の鑑賞→②茶器を温める→③茶葉投入→④茶葉の香りを確かめる→⑤洗茶(行わないことも多い)→⑥茶湯を茶海に移す→⑦茶湯を茶杯に移す→⑧茶杯を配る